2024年1月、南方都市報が《中国中古ハイエンド消費財オンライン売り手(買取)市場発展研究レポート2024》を報道しました。同レポートは対外経済貿易大学の中国ラグジュアリー研究センターと中古優品(北京)科技有限公司(奢収多)が共同で発表したもので、対象期間は2020年11月から2023年10月です。以下は報道が整理した3つの主要データです。

カテゴリ:バッグの一強

報道によれば、国内の中古ハイエンド消費財市場はバッグ、ジュエリー、時計、アクセサリー、靴、アパレル、ライフスタイルの7カテゴリをカバーします。取引数量ベースでは:

  • バッグ84%、ジュエリー7.7%、時計4.7%、アクセサリー2.7%;
  • 靴・アパレル・ライフスタイルの3カテゴリは合計で約1%。

取引金額ベースでは、バッグ80.3%、ジュエリー6.5%、時計12.4%で、主要3カテゴリの合計が99%を超えます。時計は金額シェアが数量シェアを上回る唯一のカテゴリだと指摘されています。

ブランド:高い集中度

報道はレポートを引用し、取引数量上位5ブランドが総数量の69%、総金額の76%を占め、上位10ブランドでは数量82%・金額84%に達すると伝えています。数量・金額の両トップ10に入るのは8ブランド ― エルメス、シャネル、ルイ・ヴィトン、グッチ、ディオール、カルティエ、ブルガリ、セリーヌ ― で、合計して総数量の77%、総金額の82%を占めます。

レポートに掲載された人気ハイエンドブランドのランキング表
レポートのブランドランキング(画像は報道より)

購買層:若く、女性が中心

  • 関心層は女性63.85%、男性36.15%。新品ハイエンド消費財の買い手における女性比率58%と比べ、中古側では男性ユーザーになお伸びしろがあると報じられています;
  • 年齢別では26〜30歳が24%、31〜35歳が23%で最多、20〜25歳が17%;
  • 20〜40歳の買い手が合計で8割近くを占めます。
中古ハイエンド消費財の関心層の年齢分布
関心層の年齢分布(画像は報道より)

レポートの2つの見立て

報道はレポートの2つの判断も伝えています。第一に、アパレルと靴は国内では数量・金額ともまだ初期段階にあるものの、海外の成熟した中古オンラインプラットフォームではバッグと同等に活発であり、循環消費の考え方が広がるにつれ急成長期に入る可能性がある。第二に、買い手のニーズが細分化・多様化するにつれ、個性的でニッチなブランドや製品が支持を集め、ロングテール効果が顕著になる、という点です。