2024年1月5日、「価値を見通す・ハイエンド循環消費の持続可能な発展」をテーマとするフォーラムが北京で開催され、同時に《中国中古ハイエンド消費財オンライン売り手(買取)市場発展研究レポート2024》が発表されました。フォーラムは中国中古品業協会の指導のもと、対外経済貿易大学ラグジュアリー研究センターと中古優品(北京)科技有限公司が共催。対外経済貿易大学の公式サイトが報道しています。

フォーラムの狙い

報道によれば、フォーラムは政・産・学・研・商の間に対話の場を設け、ハイエンド循環消費の持続的発展に資する市場体系をどう構築するか、中古ハイエンド消費財取引に標準化・規範化されたサービスをどう提供するかを議論することを目的としていました。政府部門、検験検疫科学研究院、消費者協会からの招待者に加え、業界団体の代表や複数の大学の研究者が出席しました。

レポートの発表

レポートは対外経済貿易大学ラグジュアリー研究センター長の張夢霞教授が発表。政策背景と市場の現状、取引カテゴリと価格形成、取引ブランド分析、コンディションと取引サイクル、売り手市場の実像、今後の展望という6部構成です。

2024年市場研究レポートの発表
研究レポートの発表

報道は、中古ハイエンド消費財の取引は遊休資源の共有利用を実現する循環型消費であり、国内市場は規模が大きい一方で回転率が低く、発展の余地が大きいという張教授の見解を引用しています。さらに次のように強調しました。

真正性、すなわち買い手の信頼こそが中古ハイエンド消費財市場の健全な発展の前提であり、効率的で整備された鑑定体系とアフターサービス保証の構築がとりわけ重要である。

基調講演

報道が挙げた基調講演は次のとおりです。

  • 中国中古品業協会 副会長兼秘書長 常大磊氏 ― 中国の中古品業界の現状と展望。基礎法規の未整備、全国統一の鑑定・グレーディング基準の欠如、専門人材の不足といった課題に言及。
  • 中古優品(奢収多)COO 邱振杰 ― 2014年9月の設立以来の中古業界での実践と鑑定技術への投資について。
  • 中国社会科学院大学 劉慧准教授 ― 低炭素・グリーン消費の加速と持続可能な都市づくり。
  • 首都経済貿易大学 関冠軍准教授 ― ブランドESG戦略と中古ラグジュアリー市場の未来。
  • 北方工業大学 周雲教授 ― ラグジュアリーブランドのデータベース構築における持続可能性の定量研究。
フォーラムの基調講演
基調講演のセッション

業界交流座談

フォーラムの最終セッションは業界交流座談で、「2023年の『若く賑やかな』ヴィンテージマーケットをどう見るか」「ハイエンド消費財の鑑定機関の発展と規範化」「2024年の業界展望」が議題となりました。報道によれば、邱振杰はヴィンテージマーケットが供給を広げ、消費者により豊富な選択肢をもたらすと述べ、鑑定機関については「鑑定した者が責任を負う」方式と、業界専門家による共同でのブランド・品質モニタリングという2つの道筋を提示しました。